テキストや画像にローディング効果を追加したい!
本記事ではそんな要望にお答えします。
テキストや画像、コンテナーにローディング効果を追加するパッケージ、
Shimmer パッケージを紹介します。
以下の画像のようなUIが、Shimmer
パッケージを使うと、
以下のGIFのようになります。
このようなUIが簡単に実装可能です!
ぜひ読んで使ってみてください!
Shimmer の使い方
準備
まず準備として、パッケージのインストールと、
Dartファイルへのインポート文の追加を行います。
パッケージのインストール
CLI(macならターミナル)で、自分のプロジェクトのルートにて
以下のコマンドを実行しパッケージをインストールします。
flutter pub add shimmer
パッケージのインポート
実装したいDartファイルの上部に以下のインポート文を追加し、
パッケージをインポートします。
import 'package:shimmer/shimmer.dart';
実装
実装方法について解説します。
ローディング効果を追加したいウィジェットを、Shimmer.fromColors
でラップします。baseColor
プロパティにて、ベースとなる色を設定します。highlightColor
プロパティにてハイライトの色(流れるエフェクトの色)を設定します。
Shimmer.fromColors(
baseColor: Colors.grey[300]!,
highlightColor: Colors.grey[100]!,
child: ...
)
これだけでテキストや画像、コンテナーにローディング効果を追加することができます。
import 'package:flutter/material.dart';
import 'package:shimmer/shimmer.dart';
void main() {
runApp(const MyApp());
}
class MyApp extends StatelessWidget {
const MyApp({super.key});
@override
Widget build(BuildContext context) {
return const MaterialApp(
home: MyWidget(),
);
}
}
class MyWidget extends StatelessWidget {
const MyWidget({super.key});
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
appBar: AppBar(
title: const Text('Shimeer Sample'),
),
body: Shimmer.fromColors(
baseColor: Colors.grey[300]!,
highlightColor: Colors.grey[100]!,
child: SingleChildScrollView(
child: Column(
children: [
const MyContainers(),
const MyContainers(),
const MyContainers(),
const MyContainers(),
const MyContainers(),
const MyContainers(),
const MyContainers(),
const MyContainers(),
const Text(
'Hello World Hello World Hello World Hello World Hello World Hello World Hello World Hello World ',
style: TextStyle(
fontSize: 40,
fontWeight: FontWeight.bold,
),
),
SizedBox(
width: 100,
height: 100,
child: Image.asset('assets/flutteruniv_logo.png'),
)
],
),
),
),
);
}
}
class MyContainers extends StatelessWidget {
const MyContainers({super.key});
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Padding(
padding: const EdgeInsets.all(8),
child: Row(
children: [
Container(
width: 50,
height: 50,
color: Colors.red,
),
const SizedBox(width: 20),
Expanded(
child: Column(
children: [
Container(
height: 20,
color: Colors.green,
),
const SizedBox(height: 10),
Padding(
padding: const EdgeInsets.only(left: 10),
child: Container(
height: 20,
color: Colors.blue,
),
),
],
),
)
],
),
);
}
}
まとめ
本記事では、テキストや画像、コンテナーにローディング効果を追加するパッケージ、
Shimmer パッケージを紹介しました。
いかがだったでしょうか?
とても簡単に実装できることがおわかりいただけたかと思います。
データベースからのデータ取得中のローディングなど、Shimmer
を使って実装すると、ワンランク上の見た目になること間違いなしです。
ぜひ使ってみてください!
本記事があなたのアプリ開発の一助となれば幸いです。
編集後記(2022/9/29)
ここ数日、GoRouter v5.0 を触ってみる、というのがFlutter大学で少し話題となっていました。
GoRouter はFlutter の画面遷移周りをサポートするパッケージです。
画面ごとにWEBのアドレスバーのアドレス(パス)を設定するのにとても有用なパッケージで、
Flutter 公式のパッケージとなったことで話題になったパッケージでもあります。
つい先日、このパッケージのバージョン5.0がリリースされました。
目玉の追加機能としては、
- リダイレクトでのasync/await対応
- Nested Navigation 対応
があります。
これについて自分でサンプルプロジェクトを作成し、
使ってみました。
非同期対応については、うまく使わないとページ遷移のたびに
リダイレクトで非同期の待ち時間が発生するため、
ユーザー体験が悪くなってしまう、ということがわかりました。
当たり前のことですが、非同期でなく済むように出来るのならそうすべきだな、
と思いました。
Nested Navigation についてはものすごい簡単に実装できます。
ただ、画面遷移時のスクロール位置の記憶、といった機能はまだGoRouterでは無いので、
そこの実装に期待、といった感想です。
サンプルプロジェクトを貼っておきます。
ぜひ、こうした方が良い等のご意見をお聞かせいただければと思います!
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