Zapp! ? どんなサービスなんだろう?
Flutterをとりあえず触ってみたいわ!
本記事ではそんな疑問、要望にお答えします。
Invertase によってパブリックベータとして先日リリースされた、
ブラウザ上でのFlutter 環境、 Zapp! について紹介します。
簡単に言うとブラウザ上で使えるVS code ベースのFlutter 環境です。
似たような環境としてDartPadがありますが、
- 複数のファイルでのアプリ構築が可能な点
- 多様なパッケージの利用が可能な点
- 作成したコードの共有が容易な点
でDartPad と異なります。
本記事ではZapp!の特徴を一つ一つ紹介していきます。
ぜひ読んで、Zapp!を触ってみてください!
Zapp! とは
Zapp! とは、Invertase によってパブリックベータとして先日リリースされた、
ブラウザ上でFlutterアプリケーションを扱うことのできる環境のことです。
上記ページのGet Startedから使用を開始することができます。
見た目
UIは以下の画像のようになっています。
UIは VS Code のような見た目をしています。
画面右側に実行中のアプリが表示されるようになっています。
画面左下の☀︎のアイコンをクリックすることにより、テーマの切り替えが可能です。
特徴
Zapp! の特徴を3点紹介します。
複数のファイルでのアプリ構築が可能
Zapp! の特徴1つ目は、複数のファイルでのアプリ構築が可能な点です。
DartPad では一つのファイルに全てのコードを記述しなければいけませんでした。
そのため、例えばmain
関数と構成するWidget
を別ファイルに分ける、ということができず、
複雑なアプリを作成しようとするとコードが長くなってしまっていました。
Zapp!はこの問題を解決します。
Zapp! はアプリのコードのファイル分け、フォルダ分割が可能となっています。
そのため一つ一つのコードを短く記述することが可能です。
多様なパッケージの利用が可能
Zapp! の特徴2つ目は、多様なパッケージの利用が可能な点です。
DartPad では組み込まれた特定のパッケージしか利用可能でなく、
Pub.dev のほとんどのパッケージは使用することができませんでした。
Zapp!は違います。
Zapp!で作られるFlutter Projectにはpubspec.yaml ファイルが含まれており、
このファイルでパッケージを設定し、
flutter pub get することで、
Pub.devのパッケージをインストールすることが可能です。
作成したコードの共有が容易
Zapp! の特徴3つ目は、作成したコードの共有が容易な点です。
DartPad で書いたコードを共有するには、
一度 gist に書いたコードをアップロードし、
DartPadのURL を編集する必要があり、少し手間でした。
Zapp!では、画面右上のShareボタンを押し、
Copy project link をクリックすることでコピーされるURLで共有することが可能です。
まとめ
本記事では、Invertase によってパブリックベータとして先日リリースされた、
ブラウザ上でのFlutter 環境、 Zapp! について紹介しました。
いかがだったでしょうか?
パブリックベータのため、まだまだバグ等が見受けられますが、
現状でもちょっとしたコードの共有ツールとしてはかなり良いものかと思います。
ぜひ使ってみて開発に役立ててみてください!
本記事があなたのアプリ開発の一助となれば幸いです。
編集後記(2022/8/27)
Zapp! についての記事でした。
個人的にはZapp! のコード共有の容易さにかなり目をつけています。
記事内でも書きましたが、DartPadでのコード共有は中々手間だったんですよね。
Flutter 大学内やTwitterでのコード共有がとても気楽にできるので、
とても良いなと思っています。
あと、OGP画像で作成したアプリの画像が表示されるのが、
個人的に凄いな、と思いました。
今後に期待なサービスなので、積極的に使って、
フィードバックを送っていきたいと思います。
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