点線の枠線を実装したい!
本記事ではそんな要望にお答えします。
Flutterで 点線の枠線を実装できるパッケージ、
dotted_border パッケージを紹介します。
本記事を読めば、以下の画像のようなUIを実装可能です。
基本的な使い方から、カスタマイズ方法まで解説します。
ぜひ読んでみてください!
基本的な使い方
準備
まず準備として、パッケージのインストールと、
Dartファイルへのインポート文の追加を行います。
パッケージのインストール
CLI(macならターミナル)で、自分のプロジェクトのルートにて
以下のコマンドを実行しパッケージをインストールします。
flutter pub add dotted_border
パッケージのインポート
実装したいDartファイルの上部に以下のインポート文を追加し、
パッケージをインポートします。
import 'package:dotted_border/dotted_border.dart';
実装
実装方法について解説します。
点線の枠線で囲いたいウィジェットをDottedBorder
ウィジェットで囲うことで、
点線の枠線を実装できます。
DottedBorder(
child: ...
),
import 'package:dotted_border/dotted_border.dart';
import 'package:flutter/material.dart';
void main() {
runApp(const MyApp());
}
class MyApp extends StatelessWidget {
const MyApp({super.key});
@override
Widget build(BuildContext context) {
return const MaterialApp(
home: MyWidget(),
);
}
}
class MyWidget extends StatelessWidget {
const MyWidget({super.key});
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
appBar: AppBar(
title: const Text('dotted_border sample'),
),
body: Center(
child: DottedBorder(
child: const SizedBox(
width: 300,
height: 300,
),
),
),
);
}
}
基本的な使い方は以上となります。
カスタマイズ方法
dotted_border パッケージ でのカスタマイズ方法について解説していきます。
枠線の色
color
プロパティにて枠線の色を設定することが可能です。
DottedBorder(
color: Colors.blue,
child: const SizedBox(
width: 300,
height: 300,
),
),
枠線の外形
borderType
プロパティにて、枠線の全体の形を設定可能です。
BorderType.RRect
radius
プロパティで設定した半径を持つ曲線を角に設定することができます。
DottedBorder(
borderType: BorderType.RRect,
radius: const Radius.circular(50),
child: const SizedBox(
width: 400,
height: 300,
),
),
BorderType.Circle
円の枠線を設定可能です。
DottedBorder(
borderType: BorderType.Circle,
child: const SizedBox(
width: 400,
height: 300,
),
),
BorderType.Circle
楕円の枠線を設定可能です。
DottedBorder(
borderType: BorderType.Oval,
child: const SizedBox(
width: 400,
height: 300,
),
),
線の太さ
strokeWidth
プロパティにて、枠線の太さを設定可能です。
DottedBorder(
strokeWidth: 5,
child: const SizedBox(
width: 400,
height: 300,
),
),
点線の間隔
dashPattern
プロパティにて、点線の間隔を設定可能です。
前の数字で線の長さ、後ろの数字で間隔の長さとなります。
DottedBorder(
dashPattern: const [5, 10],
child: const SizedBox(
width: 400,
height: 300,
),
),
まとめ
本記事では、Flutterで 点線の枠線を実装できるパッケージ、
dotted_border パッケージを紹介しました。
基本的な使い方からカスタマイズの方法まで詳しく解説しました。
いかがだったでしょうか?
ウィジェットをDottedBorder
ウィジェットで加工だけで実装できるのは、
かなりお手軽なように思えます。
ぜひ使ってみてください!
本記事があなたのアプリ開発の一助となれば幸いです。
編集後記(2022/9/30)
dotted_border パッケージの紹介記事でした。
このパッケージはFlutter大学の方に教えてもらったパッケージとなります。
(ありがとうございます…!)
開発に役立つ情報の交換が日々Flutter大学のSlack にて行われているので、
自分としては本当に助かっています。
もし、このパッケージオススメだから紹介してほしい、等の情報がありましたら、
ぜひ教えていただければと思います。
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