Flutterを扱っている企業さんにインタビューし、日本のFlutterのイマを深ぼっていく新企画「今週のFlutter企業」が始まりました。記念すべき第一回の会社さんはFlutter大学メンバーが3人働いているストリクトシステムズ株式会社です。
社長の松堂さん、Flutter大学メンバーのうえともさん、ひかるさん、ナガサキさんにご参加いただき、Zoomで色々質問させていただきました!
ストリクトシステムズ株式会社とは
ストリクトシステムズさんは2007年12月創業。現在は、東京と沖縄にオフィスがあり、受託開発を中心に行なっています。
取材した2022年9月現在、エンジニアは15人ほどいて、Flutterチームは3人、そのほかはサーバーサイドやフロントエンドなど、さまざまなスキルのエンジニアがいらっしゃいます。
NativeScriptからFlutterへシフト
本日はよろしくお願いします!
ストリクトシステムズさんは、アプリ開発案件をたくさん行なっているんですか?
もともとスマホアプリ開発はあまりやってなくて、2年ほど前から行うようになりました。Webのエンジニアが多かったため、最初はReact NativeやNativeScriptなどを検討し、結局NativeScriptでアプリ開発していました。
NativeScript!?
恥ずかしながら初めて聞きました!
はい。あんまり有名じゃないです笑
日本国内では使っている人が少ないのもあって情報が少ない状況で、エンジニア採用も困難でしたね。。それにNativeScriptはそれほど速度的パフォーマンスが良くないという課題もありました。
たしかに、使っている人が少ない言語は採用が大変ですよね。。!
そこからどのようにFlutterにたどり着いたんですか?
NativeScriptのバージョンアップタイミングで、別の技術も含めて選定しなおしたという経緯があります。
そのタイミングでエンジニアのナガサキさんがFlutter経験があったということもあり、Flutterで開発したところ、うまくいったのでFlutterを採用することになったという流れです。
ナガサキさんファインプレーですね!
どんなFlutterアプリを作っている?
次に、どんなFlutterアプリを開発しているのか聞いてみました。
最近リリースしたFlutterアプリってありますか?
某ハンバーグ屋さんのアプリをFlutterで開発し、3ヶ月前にリリースしました。
そのほかにも飲食系のクライアントさんのアプリ開発案件を複数やっています。
実は、この1年で5本のFlutterアプリをリリースしました。改修等を含めると8本以上は保守しています。
8本も!?
どうしてそんなにたくさんのアプリを同時に開発できるんですか?
同じような形式の飲食店アプリが多く、共通のUIや機能が多いんです。
そこを、うまく共通化して再利用しています。
なるほど!共通のウィジェットは使いまわして効率よく開発しているということですね!
Flutterエンジニアは〇〇人
次に、エンジニア構成について聞いてみました。
何系のエンジニアさんが多いんですか?
代表の私がもともとサーバーサイドエンジニアということもあり、社内のほとんどのエンジニアがサーバーサイドエンジニアです。
サーバーサイドの方が多いんですね!
ちなみにFlutterエンジニアは何人いるんですか?
Flutterエンジニアは3人のチームです。少人数ではありますが、似たパターンの飲食店アプリが多く、少人数でも短期間で多くのFlutterアプリをリリースすることができています。
どんなFlutterエンジニアを採用したいですか?
次に、採用について聞いてみました。
今ってFlutterエンジニアは募集されてますか?
現状(2022年9月現在)積極的にFlutterエンジニア採用しているわけではなくて、しばらくは今の3人チームでやっていこうと思っています。ただ、今後案件が増えることもあると思うので、そのときは必要に応じて募集をかけていくつもりです!
ありがとうございます!
ちなみに参考までにFlutterエンジニアを採用するならどのような人材に来てほしいですか?
現状、業務委託で手伝ってくれているメンバーにiOS/Androidのネイティブに長けたエンジニアさんがいるのですが、その方みたいにネイティブ経験があると助かるなというのがあります。
たしかにiOS/Androidのネイティブ経験があるとありがたいですよね。。!
Flutterエンジニアにネイティブ経験はマストですか?
いえ、まったくそんなことはなくて、Flutterが得意なだけでも全然助かります。Flutterの良いところってiOS/Androidのネイティブ知識があまりなくても開発が進めやすいところだと思うので。
間違い無いですね!
僕もFlutterが好きになった理由として、謎のビルドエラー等が他のクロスプラットフォーム言語より少なくて開発しやすいなと思ったのがあります。
ただ、自走能力はあってほしいですね。
開発しやすいFlutterとはいえ、たまに謎のビルド問題が出てくると思うのでそれを解決できる人ではあってほしいです。
そういう意味では、例え経験が浅くても自走能力がある方は採用したいなと感じます。
松堂さんいわく、iOS/Androidネイティブ開発経験はあるに越したことはないけど、自分で調べて解決できる自走能力がある人であれば問題ないとのことです。はじめてのプログラミングをFlutterで行っている方には参考になる話ですね!
成果を出せばよし。働き方は柔軟
次にストリクトシステムズの働き方についても聞いてみました。
勤務時間や働き方について教えてください!
勤務時間はフレックスタイム制で、基本的にフルリモートです!
午前11時に朝会がありますが、それ以外の時間は基本柔軟に働いてもらっています。
午前に用事がある日は午後から働くなど、柔軟に対応してもらっています。
どこに住んでいる人が多いんですか?
基本的には東京か沖縄拠点の人が多いです。
ただ、現在はフルリモートなので、どこで働いても大丈夫です。
最近だと東京から群馬に移住した人がいますね。
イマドキですね!
オフィスに通勤している人はいないんですか?
今はほとんどいないです。
っていうか仮にオフィスに全員が通勤しちゃったらキャパオーバーで入れないですね笑
なるほど。リモートが当たり前になってるんですね!
全員揃って飲み会とかはやったりしないんですか?
今のメンバーではリアルに会ったことのない人もたくさんいます笑
ただ、コロナも落ち着いて来てますし、「集まりましょう!」という声は社員から出ています。
でも、基本飲み会が多いタイプの会社ではないので、そういうのを求めている人は合わないかもですね。。!笑
まとめ
インタビューを通して、ストリクトシステムズさんの特徴をまとめてみると、
・フレックスでリモートワークなど働き方が柔軟
・Flutterのモジュールを使い回して大量のアプリをリリースしている
・飲み会は少ない笑
ということがわかりました。
エンジニア社長ならではの特徴だなと感じます。
ストリクトシステムズさんで働いてみたいなと少しでも思った方がいれば是非HPから問い合わせください!
以上、今回はストリクトシステムズさんのインタビュー記事でした。
今後もFlutterを扱うさまざまな企業さんにインタビューさせていただき、日本のFlutter企業の実態について調査していきたいと思います。インタビューしてほしい!という方がいましたら、是非kboyのTwitterにご連絡ください!